■騒音
自然を楽しむキャンプにおいては、騒音絡みのトラブルが起きやすいので注意が必要である。キャンプ場の注意書きによく記載されているのが、スピーカーを利用して音楽をかけるケースである。
夜間の時間帯はスピーカーの使用を禁止しているところが多い。キャンプ場によっては音楽をかけること自体を一切認めていないところもある。スピーカーの使用については、事前にキャンプ場のルールを確かめておこう。
周囲に配慮しなければならない音で忘れがちなのが、車のドアの開閉音やペットの鳴き声だ。これらの音は、自然の中では意外とよく響く。人によってはちょっとした物音でも、不愉快な思いをする人がいるので、音への配慮を忘れないようにしたい。
■夜間キャンプ場への出入り
これもあらかじめ調べておきたいルールの一つだ。夜間の時間帯におけるキャンプ場の出入りについて。入り口にゲートがあるようなキャンプ場では、防犯の観点から、夜間から早朝にかけて出入口を封鎖しているところがある。
仮に出入りが自由にできるところでも、夜間は車を動かさないように求めているところが多い。買い忘れたものがあっても気づくのが遅ければ、車での買い出しは諦めるほかないので注意してほしい。
■他人のサイトへの侵入・横切り
キャンプ場ではみだりに他人のサイトに出入りしたり横切ったりすることも重大なマナー違反だ。ペグダウンしているロープに足を引っかける、サイト内に駐車している車に傷を付けるといったトラブルに発展しかねない。
また、水場やトイレの近道だからといって他人のサイトを横切る行為は、女性ソロキャンパーにとっては不審者であり、余計な恐怖心を与えることにつながる。
スマホなどの貴重品や高額キャンプ用品を狙う盗難者に思われる可能性もあるため、防犯の観点からも避けるべきだ。他人のサイトに入るということは、他人の家に入り込むようなマナー違反であると覚えておこう。