■初心者目線で考えられた機能

 インナーテントの取り付けは吊り下げ式。フックで吊り下げるだけです。テントの向きについても考えられていて、アウター、インナーともに前後左右が対称になっているので、出入り口の方向合わせで間違えることがなくなりました。ろくに向きも確認せず、いそいそとフライシートのチャックを開けたら…… 入れない! 誰しも一度は経験がおありかと想像しますが、もうそれも昔の話となるわけです。

インナーテントはフックで吊り下げる。設営時に入口の方向を気にしなくて良い

 両サイドにある大きめの三角窓はアウターとインナーで位置が合わせてあり、天窓式のベンチレーションなどに比べ、十分な風通しが得られそうです。

自立する逆Y字フレームと、三角窓のベンチレーション

 サイズ展開は2人用の「ランドネストドームS」と、3人またはファミリー使用を想定した「ランドネストドームM」の2種類。とりわけMサイズについては、インナーテントをオプションの「インナーソロテント」に付け替えてソロ使用することもできます。エントリーモデルでありながら、また違った使い方も可能となれば、自然と愛着が湧いてくるというものです。

■セットで使いたい「ランドネストタープ」

 ランドネストドームとセット購入も可能なランドネストタープは、テントの形状に合うように曲線がデザインされていて、組み合わせて使用することで、ひと続きの美しい居住スペースが完成します。いわばテントとタープのシンデレラフィット! セッティングが終わったらしばらく見惚れることになりそうです。サイズは1種類ですが、一般的な区画サイト10m×10mに収まるように、これまたキレイに計算がなされています。

テントとタープは曲線が合わさり、きれいにフィットする

 カラーは、いままでエントリーモデルで採用されてきたベージュから、グレーをベースにした「フィールドアッシュ」となり、より自然に馴染む、他のギアが際立つ絶妙な色合いが採用されました。

 “大地の巣”をイメージして名付けられた「ランドネスト」。まるで鳥の巣の中で親子が仲良く過ごすように、キャンプの時間が流れれば、という思いがこめられています。

 

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