春に向けてそろそろアウトドアの準備をする季節となった。今回は筆者宅の色褪せてくたびれているベランダ(ウッドデッキ)をDIYで甦らせ、快適なべランピングの空間を作り上げた手順を紹介したい。
■ステップ1 デッキの洗浄
まずは何年もまともに洗っていなかったデッキの洗浄からスタート。雨にあたる部分は少し苔むして緑色になってしまっている。
数年分の汚れと古い塗装をしっかり洗浄すべく、高圧洗浄機ケルヒャーを使用。都内の建売戸建にあるデッキのためさほど広くはないが、壁の裏表、床を全てデッキブラシで洗うのはかなりしんどい。
ウッドデッキは水洗いが基本のため、高圧の水で洗い流せるケルヒャーはとても便利だ。とはいえ、水圧が強すぎると木目を痛めてしまうため、強さを調整しつつ半日かけてまずは汚れを落とし、乾かしてからオイルステインの塗装に入る。
■ステップ2 オイルステイン塗装
洗浄後1週間、おおむね晴れている状態が続き、しっかり乾かすことができた。次は、木材に染み込み木目をしっかり残しつつ防腐効果も高いオイルステインを塗っていく。今回は数あるオイルステインの中でも実績、評価共に高い「キシラデコール」シリーズで、乾燥時間の短縮と低臭性を兼ね備えた「フォレステージ」をチョイス。
全18色から選べるが元の木材(セランガンバツ材)の色目に近そうなチークを選んでみた。オイルステインはペンキなどの造膜系塗料と違い、比較的粘度が低いので塗りやすい。塗るための刷毛は平面の塗装に強いコテバケと、通常の刷毛を使用する。
100均で購入した浅めのボックスによく混ぜたキシラデコールを入れて塗っていく。下塗りを終え数日乾かした後、2度目を塗りデッキ本体のDIYは完了だ。