車中泊の永遠の課題は「収納」だ。

 調理や食事、睡眠といった「生活」を狭い車内で行う車中泊は、何をするにも手狭になりがちである。「収納」によってどれだけ広い居住スペースを作り出せるかが、快適な車中泊と不便な車中泊を分けるポイントといっても過言ではない。

 広い居住スペースを作る際、活用するべきなのは天井や壁面などのいわゆるデッドスペースだ。デッドスペースを小物で「収納」に変えてしまえば、大規模なDIYをせずとも簡単に広い居住スペースを作り出せる。

 今回は車中泊のデッドスペースを活かした「収納」アイデアを紹介する。

■活用できるデッドスペース

 収納スペースを増やす方法としてDIYで床を上げ、床下を活用する方法がある。しかし、車内にはそのような大規模なDIYをせずとも活用できるデッドスペースがたくさんある。

 例えば
・シートの後ろ
・シート下
・天井
・壁面

 これらのデッドスペースを活用すれば居住スペースが広くなるほか、必要な物をすぐに取り出せるようになり、車中泊が劇的に快適となるのだ。