筆者の将来の夢は、おでん居酒屋の店主である。今回、友人を自宅に招き、振る舞ってきた自慢のおでんをメインにした「おでん居酒屋キャンプ」を敢行。

 10年間コンパクトカーに乗っていた筆者が、やっと手にした愛車「ハイラックスサーフ」をベースに、「とことん遊び尽くす」をテーマに本格的おでん屋に魔改造。

 おでんはもちろん、外観の細部にいたるまでこだわったDIYキャンプを紹介する。

■まずは車内を「おでん居酒屋」にDIY

 今回の「おでん居酒屋」のイメージは、後部座席にこたつとテーブルを用意し、筆者がトランク側から料理を提供するという「カウンター形式」。

強力タイプの突っ張り棚を使用することで十分な耐荷重が得られた(撮影:清水海斗)

 テーブルには突っ張り棚を活用し毛布を掛け、中に湯たんぽを入れれば、こたつのでき上がり。加えて、前掛けとおでん暖簾を引っ掛ければ、それっぽい雰囲気が出てきた。後方の窓にも調理具をぶら下げ、トランクで簡単な調理ができるように工夫した。

有効ボードを吸盤で窓に取り付け、調理器具を収納(撮影:清水海斗)

■自宅での仕込みとメニュー作り

大根、牛すじ、こんにゃくは下茹でをしておく(撮影:清水海斗)

 おでんは仕込み、味しみに時間がかかるため、できる仕込みは事前に自宅で行った。大根は米粒と一緒に下茹でし、牛すじも生姜やネギと一緒に煮込んで下処理を行っておく。 

 今回は「本気の居酒屋」。おでん以外にも一品料理やドリンクメニュー表を作成し、とことん居酒屋店主気分を味わうことにした。

客席の妻はメニューを見て注文する(撮影:清水海斗)

■キャンプ場に到着し、開店準備

 キャンプ場に着いたらすぐに仕込みを開始。出汁をとり、味を整えたらおでんを煮込む。

こだわりは出汁から取ること。今回は道南産昆布と、削り節をぜいたくに使った(撮影:清水海斗)
チェックイン後、急いで準備し煮込みを開始。3時間は煮込みたい(撮影:清水海斗)
客席からの目線。少し遠いが、まるでカウンター席からの眺め(撮影:清水海斗)

 のれんを掛け、提灯に灯りを灯す。薄暗くなってきたら、いよいよ開店だ。