■放流されるニジマスの予定数量は?

放流予定のニジマスは長野・安曇野育ち、ヤマメ・イワナは奥多摩育ち(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 3月5日の解禁日は本流の上流域で放流される。放流されるのはヤマメ、イワナ、ニジマスの3魚種。予定数量は、昨年の実績からするとニジマスが3500〜4000匹。体長は25cmほどで、その中に40cm(1kg)クラスが10〜20匹混ざるという。運が良ければ、大物をゲットできるかもしれない。

 本流域での放流は、その後の中・下流も合わせると全部で年12回行われる。詳しい情報は、漁協のホームページに出ているので確認してみよう。

HP http://www.okutama-fc.co.jp/images/yugyo/keiryu_1.jpg

■奥多摩川の年券、日釣券の値段は?

奥多摩川本流の様子(撮影:ブラボーマウンテン編集部)
奥多摩川本流の様子を見る實森さん(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 渓流釣りを始める前の基礎知識として知っておきたいのは、漁協は魚の量が適正に保たれるように管理しており、漁業権を持つ代わりに放流や産卵場所・釣り場の整備を行っている。一般の人が釣りをする際には漁協から遊魚承認証を買う必要がある。これが日券や年券と呼ばれるものである。これらの代金の一部が川の保全、魚の保護につながっている。奥多摩川の場合、年券は6000円、日券は2000円、域内の釣具店などの組合指定遊漁券売場で購入できる。

 また、渓流をはじめとする本州の内水面では魚の量を保つため、交配〜産卵時期となる秋〜冬は禁漁期間となっている。これが明けて、釣りできるのが解禁日だ。奥多摩川本流の場合、ヤマメ・イワナは3月5日〜9月30日まで、ニジマスは3月5日〜12月31日まで遊漁期間になる。