■石切山山頂
石切山山頂では、他の登山客がいたことに猫は驚き、来た道を引き返し始めた。
こういう内向的なところが犬とは違うところだ。しかし、猫リュックに入ると落ち着きを取り戻し、他の登山客に愛想を振りまいていた。
なお、猫はまだまだ元気だったので、このまま標高205mの釣鐘山まで縦走だ。いったん尾根まで下ってまた登る。しかし尾根まで下りたところで、猫の体力の限界がきた。再び猫リュックに入ってもらう。
大きなアンテナが立つ釣鐘山山頂からさらに奥に進むと、仏塔や石仏、地蔵様が現れ、眺望のよい階段の上に至る。
その日の晩は、猫は悪さをすることもなく、朝まで爆睡であった。