【志賀高原マウンテンリゾート特集・第6回】極上の雪の中、“特別な時間”が流れる志賀高原の奥座敷! リゾートホテル滞在で楽しむ「焼額山スキー場」と「奥志賀高原スキー場」

 スキー&スノーボードの季節は冬だけじゃない。下界で桜の開花がはじまったとしても、山にはまだまだ雪が残っているのだ。“日本一標高が高い”スキー場がある長野県の志賀高原マウンテンリゾートは、ゴールデンウイークまで営業予定。シーズンによっては6月まで滑走もでき、超ロングシーズンのウィンターリゾートだ。

■高い標高がもたらす雪質、そして春でもワイドに滑れる規模

横手山山頂は標高2,307m。テラスからの眺めも最高だ

 リゾート内には18ものスキー場があり、標高などの立地によってコンディションにバラつきはあるものの、春まで多種多様なゲレンデを広く楽しめる。志賀高原で最も高い場所に位置し、日本一標高が高いスキー場でもある「横手山・渋峠スキー場」は、最上部が標高2,307mにもなる。このエリアはリゾートの中でもトップクラスの雪質を誇り、シーズン後半までコンディションの安定した雪を楽しめる。その年の積雪量によるが6月まで滑走できることもあり、春でも新雪を楽しめるチャンスだってある。

■春スキー&スノーボードはメリットだらけ?

奥志賀高原スキー場などビッグリゾートも春まで滑走可能

 ハイシーズンの極上スノーに比べて雪はゆるんでくるものの、春は晴れの日が多く気候が穏やかで滑っていてやっぱり心地いい。厳しい冷え込みもほぼなく路面が凍結することが減るので、真冬に比べてカーアクセスがずっと楽になるだろう。4月やゴールデンウイークあたりはポカポカ陽気の日も増えて、衣類をたくさん着こまずとも快適に過ごせるもうれしい。さらにつけ加えるなら、スキーを楽しんだ帰り道に街で桜を見かけるギャップも新鮮だ。そして、春滑りシーズンはリフト券が安くなるというのも魅力だろう。

■春スキーはリフト券がお得に

多種多様なスキー場が集まる中央エリア。ゴールデンウイーク時期は一の瀬・高天ヶ原を早朝滑走できる「サンライズ券」も販売

 22-23シーズン、志賀高原マウンテンリゾートの春スキー期間は2023年4月1日~5月7日を予定している。この期間はリフト券がお得になるうれしい時期だ。志賀高原の全18スキー場を滑れる共通リフト券が、大人1日券は通常価格6500円が5500円と1000円プライスダウン。シニア・中高生は5600円が5100円、子どもは3200円が2700円とそれぞれ500円安くなる。2日券はよりお得になるので、泊りで出かけるのもおすすめだ。
また、スキー場ごとのリフト券も春スキー期間なるとお得になる。スキー場によって4時間券があったり、早朝を滑れる券を用意していたりと、独創性があるのが特徴だ。

■今季の雪はどうなりそう?

リゾート内でも積雪量に定評のある熊の湯スキー場。4月でも新雪に恵まれることもある

 22-23シーズンは長野県としては珍しく、2月中旬に山間部のスキー場でも雨が降る日があったが、その後すぐ冬型の気圧配置が強まって、志賀高原マウンテンリゾートを含む北信エリアにたくさんの雪をもたらした。これで一気に積雪量が増えたので、このままシーズン後半までコンディションの良い雪が残ってくれることを期待したい。シーズン後半、「まだまだ滑りたい」と思ったら、志賀高原マウンテンリゾートで春スキーに出かけよう。