■お次は中央エリアで最も賑やかなエリアへ
東館山スキー場から今度は、「高天ヶ原マンモス」「タンネの森オコジョスキー場」「一の瀬ファミリースキー場」に向かいます。3つのスキー場が横に並んだこのエリアは、山麓に宿泊施設がギュッと集まる賑やかなエリア。高天ヶ原マンモスは横に広いオープンバーンが特徴であるため、ビギナーやファミリーの姿が目立ちます。これに対して、タンネの森オコジョスキー場は木々が点在する自然味あふれる雰囲気。さらに横移動した先の一の瀬ファミリースキー場は、初級、中級、上級のコースバランスがとれ、幅広い層が滑りを楽しむ印象です。それぞれ独立したスキー場ではあるものの、山頂部や中間部の連絡コースでスキー場が結ばれ、あっちにいったり戻ってきたりとかなりワイドに滑れます。
■一の瀬ファミリーから一の瀬ダイヤモンドまで繋げて滑走
「一の瀬ダイヤモンドスキー場」は、横に広い開放的な斜面が特徴。一の瀬ファミリーの山麓から道路に架かる陸橋を越えてアクセスでき、陸橋はスキーを履いたまま移動できるので移動がスムーズです。このスキー場で立ち寄りたいのが、山麓にある「レストラン&カフェ Hi HAPPY」。ホテルオークラグループ元総料理長がメニュー開発に携わったとあって、ゲレ食とは思えないハイクオリティな料理が味わえるんです。
カレーも15種の香辛料を独自配合したワンランク上の味わいで、「ジャンボえびフライとんかつカレー」などボリューム満点料理も揃っています。ほかにも、全長30cmもあるバゲットにローストビーフと野菜をサンドした「志賀高原サンド」、海鮮に味噌を合わせた「海鮮パイレーツ味噌ラーメン」など、ここならではメニューが味わえます。
■ジャイアント、蓮池、丸池、サンバレーも滑ります!
山の駅からリゾートゴンドラで山麓に降りてから、「ジャイアントスキー場」に移動すると、「蓮池スキー場」や「丸池スキー場」「サンバレースキー場」へと繋げて滑走できます。そのルートについても紹介していきますね。
まず、ジャイアントスキー場はワイドな一枚バーンが広がる滑り応えのあるゲレンデ。高速カービングでビュンビュン滑るのに最高です。コース途中から蓮池スキー場への連絡路があり、トンネルをくぐって移動します。蓮池が緩斜面や林間コースが主体のおだやかな雰囲気なのに対し、丸池は非圧雪の急斜面「Aコース」が名物。このコースは日本で最初にリフトが架設されたという「日本のスキーリフト発祥の地」です。コースを繋いで「サンバレースキー場」に移動すると、時計台のある高速リフトをメインに中級~上級斜面を滑れます。サンバレースキー場は山麓の道路を挟んで広い駐車場があり、ここに車を停めて志賀高原マウンテンリゾートにコースインする方法もあります。
■フォトジェニックな山の駅もたっぷり満喫
今回の滑走の旅の起点となる「志賀高原 山の駅」は、もともと蓮池から発哺温泉を結ぶ志賀高原ロープウェイの駅舎を兼ねていました。このロープウェイが廃止となり、コースに向かう動線として志賀高原リゾートゴンドラが新設されたのですが、実はロープウェイ駅舎は現在も山の駅の中に残されています。しかも搬器も設置されたまま。駅舎は見学可能で、ここがまた見通しのよい気持ちいい場所なんです。写真映えする場所なので、立ち寄りスポットとしておすすめです。大きな窓から冬景色が見える休憩スペースや、地元名産品が買える売店もあり、山の駅で過ごしながら観光気分が味わえますよ。
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