長野県の志賀高原マウンテンリゾートは、国内有数のマンモスゲレンデとして知られていますよね。リゾート内にあるスキー場はなんと18ヵ所。このうち13のスキー場が集まっているのが中央エリアなんです。志賀高原はリフトやゴンドラ、シャトルバスで各スキー場を移動することができますが、“滑りながらめぐれる”というのを最も実感できるのが中央エリアです。この広大なエリアをたっぷりと楽しんできました!

■滑り出しは「志賀高原 山の駅」から

マイカーやバス、近くの宿から歩いてアクセスもできる便利な山の駅

 中央エリアは各所の駐車場や宿からスキー場にコースインできますが、新しい玄関口として注目を浴びているのが、蓮池スキー場の近くにある「志賀高原 山の駅」です。ここはレンタルコーナーや更衣室、レストラン、売店などが揃った複合施設。長野駅から志賀高原にアクセスする急行バスやリゾート内をめぐるシャトルバスの発着所もあり、まさにスタート地点として理想的なのです。webサイトで事前にリフト券を購入しておけば、施設内にある「SKIOSK」という自動発券機から簡単にチケットを受け取れます。

スキー・スノーボード、ウェアまで幅広いアイテムが揃ったレンタルコーナー。すぐ隣に更衣室があるのも便利
山の駅にあるショップはスノーグッズが豊富。忘れ物をした場合や買い足したいものがあるときに助かります
webで事前購入したリフト券は「SKIOSK」にQRコードをかざすと発券。操作も分かりやすいのでありがたい

■日本発のパルスゴンドラでコースイン!

山の駅に隣接するリゾートゴンドラからコースに向かいます

 山の駅のすぐ隣には、スキー場へと繋がる「志賀高原リゾートゴンドラ」の乗り場があります。搬器が3つ連結して運行するこのゴンドラは「パルスゴンドラ」と呼ばれるもの。スキー場に架設されているのはここが日本初となるのだそうです。ゴンドラというと山の上に向かうものとイメージしますが、このゴンドラは山麓に向かって降りていきます。山麓駅で降りると、「ジャイアントスキー場」「発哺ブナ平スキー場」「西館山スキー場」のリフトやゴンドラ乗り場がある場所に到着。ここから各スキー場に向かうというわけです。山の駅が志賀高原マウンテンリゾートの“玄関口”と称されるのも納得ですね。

山の駅からスキー場に「下っていく」というのがおもしろい。山麓に発哺ブナ平スキー場や西館山スキー場のリフトやゴンドラの乗り場が見ます

■では早速、滑りまーす!

中央エリアのバラエティーに富んだコースをどんどん滑り倒します!

 リゾートゴンドラを降りたら、右に向かうとにジャイアントスキー場、正面なら発哺ブナ平スキー場、左なら西館山スキー場にアクセスできます。ここをめぐるだけでも1日が終わってしまいそうです。まずは、正面のブナ平ゴンドラで一気に山を上がり、発哺ブナ平スキー場をクルージング。林道やゆるやかなオープンバーンなどがあり、足慣らしにぴったりです。

 次は山頂からさらにゴンドラを乗り継いで「東館山スキー場」を目指します。目当ては、ゴンドラ山頂駅舎にあるテラスの眺望と、「THE ROOFTOP DINING」というおしゃれなレストラン。景色を楽しみながらチーズフォンデュや信州ワインを味わったり、ホットドリンクでひと息ついたり。ブレイクタイムにちょうどいいポイントなのです。

ブナ平コンドラから東館山ゴンドラを乗り継いでビューポイントへGO!
落ち着いた雰囲気の「THE ROOFTOP DINING」。ここでちょっとコーヒーブレイク
好みの具とソースの組み合わができるチーズフォンデュ。信州ワインの飲み比べセットもあります
標高2,000mに位置する東館山ゴンドラ山頂のテラス。天気が良い日は志賀高原の絶景を一望(画像はサマーシーズン)