「仕事なんかせず、ずっと雪山で滑っていたい」ゲレンデから帰るとき、毎回こう思うスキーヤ―、スノーボーダーも多いはず。
かつてスキーブーム最盛期の頃は、平日にナイター営業しているスキー場も多かった。当時は「東京都湯沢町」と呼ばれるほど、スキー場近くにマンションが建設され、まさにスキー場のある生活が楽しめる時代であった。
しかし、今日では平日にナイター営業をしているスキー場は激減。平日の仕事終わりにナイターへ行く人も減っている。平日にナイターを楽しめないのか。実はアクセスがよく、たくさんのコースをナイターで楽しめるスキー場があるのをご存じだろうか。
今回は、平日ナイター好きの「雪バカ」筆者が、平日ナイターが楽しめる「石打丸山スキー場」のアクセスのよさと、その魅力を伝えていきたい。
■仕事終わりに新幹線に飛び乗り、白銀の世界へ!
越後湯沢エリアで数少ない、平日にナイター営業をしている石打丸山スキー場。
アクセスがよいのも特徴。東京駅から上越新幹線に乗車し、およそ1時間半で越後湯沢駅に到着。駅からスキー場までは、無料シャトルバスがナイター営業終了の20時まで運行されている。
さらに平日限定で「新幹線車内オフィス車両」が運行。車内は一般的な新幹線の座席と変わらないが、PC作業だけでなく、本来であればマナー違反とされるスマホでの通話やweb会議の使用もOKだ。自由席特急券および指定席特急券があれば追加料金なしで利用でき、仕事をしながらゲレンデに向かえるすばらしい車両だ。
筆者も新幹線の車内で終わらせなければならない用件を済ませ、17時ごろ越後湯沢駅に到着した。
■1日券の半額以下で、12コースも滑れる石打丸山スキー場のナイター営業
ナイターと聞くと、動いているリフトは1本のみで、1〜2コースしか滑れないイメージを持たれている方も多いのでは。
石打丸山スキー場最大の魅力は「ナイターで滑れるコース数の多さ」。土日はリフト5本で計11コース滑れるが、平日でもリフト3本、9コースも滑ることができる。都心からのアクセスがよく、かつナイターでこれだけ楽しめるゲレンデは他にはなかなかない。
1日券が大人6000円に対し、ナイターのリフト券代は大人2800円、子ども1000円。実に半額以下の値段で楽しめるのだから、コストパフォーマンスは十分だ。