■症状緩和アイテムその3 寒気や手足の冷えにカイロ

カイロは貼るタイプと貼らないタイプ、どちらも使用(写真:山下直人)

 発熱中は、寒気、背筋と手足の強い冷えに苦しんだ。そこで使用したのが、冬キャンプ用に購入していたカイロ。

 貼るタイプのカイロを腰に、貼らないタイプのカイロを冷えた手に握る、足に挟む、といった、冬キャンプスタイルをそのままを実践。

 腰に貼ったカイロは効果が高く、背中全体が温まり、寒気がかなり改善された。手足のカイロは冷えを完全に取り除くほどの効果は得られなかったが、とにかく強い冷えだったため、かなり気はまぎれた。

 なお、カイロは低温やけどに注意が必要。腰のカイロは、低温やけどを防ぐため、肌着ではなく、上に2枚重ねて着ていたミドルウェア(フリース)に貼った。

 温かさが足りなければ、もう1枚内側に貼り直そうと考えていたが、ちょうどよい暖かさとなった。

■少しでも辛い症状を緩和するために

 新型コロナウイルスに感染し自宅療養となった場合、対症療法的な対応で症状が収まるのを待つ、という対策が多いだろう。

 筆者の場合、症状がひどい状態は2日ほど続いたが、上記のような方法を活用し、発症日から4日目くらいには快方に向かった。万が一新型コロナウイルスに感染した際の、対処療法の一助になれば幸いだ。