■浜離宮恩賜庭園の冬の見どころ3 「中島の御茶屋からの癒しのパノラマ」
4つの御茶室を擁する浜離宮恩賜庭園。その中の一つ、「中島の御茶屋」のテラスからの眺めは、園内随一の絶景ポイントだ。緑・ビル・青空・水面が一体となった、まさに「都会のオアシス」と呼ぶべき眺めが堪能できる。
壮大な景色はどこを切り取っても絵になるが、左斜め前の岸にちょうど「雪吊り」が見えるため、そこにフォーカスを当てて撮影することをおすすめしたい。今ならではの絶景ショットが撮れるはずだ。
■浜離宮恩賜庭園の冬の見どころ4「中島の御茶屋の季節の上生菓子とお抹茶セット」
「中島の御茶室」のテラス席で絶景と共に楽しみたいのが、「季節の上生菓子とお抹茶セット」(890円)だ。四季ごとに異なる和生菓子が3種登場し、その中から1種がランダムでサーブされる。
筆者の元に運ばれたのは、「丹頂鶴」をイメージし、そこに「松」を添えた練りきり。「正月のおめでたさを表現しています」とスタッフの方が説明してくれた。
なお、「中島の御茶室」の客席は室内とテラスがある。景観を存分に楽しみたいときはテラス席がおすすめ。体を冷やしたくない人は、無理せず室内の席でくつろごう。
■浜離宮恩賜庭園の冬の見どころ5「渡り鳥のバードウォッチング」
園内の野鳥にも注目。冬のこの時期には「キンクロハジロ」「ホシハジロ」「マガモ」などの渡り鳥がいることもある。特徴を覚えて探してみよう。
■浜離宮恩賜庭園の冬の見どころ6「梅・椿」
園内のところどころでは「梅」や「椿」「水仙」など、色鮮やかな花々が見頃を迎えている。
また「大手門口」付近にある花畑と梅林では、2月下旬にかけて「菜の花」と、白と紅の2種の花が成る梅「オモイノママ」が一斉に開花するとのこと。見どころはどんどん増えていきそうだ。
■「風情ある景色」は冬の庭園こそ味わえる!
都会の中で四季折々の魅力と歴史的文化に触れられる都立庭園。冬に訪れた今回、北陸の伝統美や、寒さの中でも活力ある自然の姿など、尊い冬景色に出会うことができた。
「冬にわざわざ庭園へ?」とピンとこない方も、ぜひ新たな視点で庭園を楽しんでほしい。
●浜離宮恩賜庭園
住所:東京都中央区浜離宮庭園1-1
電話: 03-3541-0200(9:00~17:00)
URL:https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index028.html
営業時間:午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)
※この記事の情報は2023年1月現在のものです。内容が変更される場合もありますので、最新の情報はリンク先のHPでご確認ください。