■解氷・不凍ウォッシャー液も寒冷地用に!

視界確保のため、晴れていてもワイパーとウォッシャー液を多用するのが雪道です

 フロントやリアガラスの汚れを落とすウォッシャー液にも寒冷地用があります。雪が降るような気温のときは、一般的なウォッシャー液を噴射するとワイパーやガラスが凍ってしまいます。さらに噴射ノズルが凍ってしまうことも……。

雪道ではウォッシャー液の消耗が激しいです。ドライブの前には確認、補充しておきましょう

 解氷・不凍効果のある寒冷地用ウォッシャー液にしておけば、ガラスやワイパーが凍ったとき、噴射することで多少は緩和してくれるので、ノーマルワイパーでもある程度は機能します。晴れていても、路面の積雪や舞い上がった塩カルでウィンドウはどんどん汚れています。夏以上に消耗するのが雪道ドライブ。出発前に確認し、減っている場合は補充しておきましょう。

 今回、スノーワイパーを装着している筆者の車とノーマルワイパーの知人の車では雲泥の違いがありました。スノーワイパーと寒冷地用のウォッシャー液を併用することで、視界はクリアなまま保つことができ、車外に出て解氷作業をする必要はありませんでした。

スキー場の駐車場周辺の道路。危険な路上スキーをしている人も!

 寒さのピークは一旦過ぎたようですが、厳しい寒さはまだしばらく続きそうです。場所によっては例年以上の冷え込みや降雪に見舞われることもあるでしょう。スタックからの脱出、事故・通行止めなどによる渋滞で長時間閉じ込められた場合の備えなど、準備を万端にしてくれぐれも余裕を持った運転でお出かけください。