■結局はスマホや紙の地図を見てしまいがち……

 使用したい地図アプリが対応していれば、現在地や周辺の地図を手元で見ることができるのは、やはり便利。ある程度の出費は必要ですが、この価格帯では心拍測定機能もあり、アウトドアで時計に求める機能はすべて網羅しています。

 ただし、連携がうまく取れているか、逆に不安になることもしばしば。あと、どうしても画面が小さいので情報量が少ないため、結局はスマホを取り出すことも多くなります。

■時計に求める事を明確にしよう

お気に入りの時計をするとやっぱり気分が良いし時間確認が回数が増える

 では、これらの時計をどのように選べばいいか。それは、「あなたが時計に求めること」を明確にすることで見えてきます。

 時計本来の目的は、手軽に時間を確認することですが、技術の進化で様々なことができるようになりました。多機能な時計は一見便利そうですが、目的の機能を出すまで時間がかかる欠点があります。マルチツールと同じで「あると便利」は結局使わないこともしばしば。必要な機能がギュッと厳選された道具が、やっぱり機能の隅々まで使えるのではないかと思います。

 実際にトリプルセンサー時計を使う時は、高度補正を繰り返しても実際の数値とはズレてしまいますが、その過程を行うことで地形や方位を再確認したりと、自分で調べて考えることにも繋がっていました。しかし、今はスマートウォッチで確認するだけになってしまった自分がいます。これは果たして良いことなのか、悪いことなのか……。

■悩ましいのがサイズ感

小さなスマートウォッチは地肌に付ける必要があり基本袖の下。大きなアウトドア用は主張が強い

 アウトドア用はジャケットの袖に隠れないように大きめが主流ですが、やっぱり衣類の脱着時に邪魔になります。日常でも違和感なく装着できるサイズが、やはり使いやすいと感じています。

 さらに最近の時計トレンドは「サイズダウン」。各メーカーから、従来品と比べるとサイズを落としたモデルが増えてきました。