■私のチョイスは「回転ベゼルのアナログ時計」と「ウォッチバンドコンパス」と「プロトレック」
私の嗜好する登山は、旧峠道や廃道を探索し、自分だけの地図を作るという少し変わったスタイルです。地図とコンパスはアナログなものを持ち、スマホも併用して地図アプリで発見した石碑や仏像などをマッピングしています。
あまり標高が高い山にも行かないので、時計に求めることは時間と方位のみ。そんな私なので、回転ベゼル付きのアナログ時計にウォッチバンドコンパスを付けて使っています。回転ベゼルは時間を簡単に測れたり、バスの時刻をメモしたりアナログ感覚で手軽にできるのが良いのです。
普通の登山に行くときは、標高がわかればモチベーションになりますし、ストップウォッチ機能を使って行動時間を記録することもできる「CASIO プロトレック」の小型モデル「PRG-30」を使っています。登山中に必要なコンパス、気圧、標高が単独ボタン一発で表示されるのは、無駄がなくとてもスマートです。
■ブレスレット型スマートウォッチを併用
一度スマートウォッチを手にすると、やっぱり便利なものです。特に心拍測定機能は登山中の体調管理にも役に立ちます。
私は上記の時計と、ブレスレット型のスマートウォッチを併用して使っています。こちらはもう心拍測定専用です。最新のスマートウォッチ1つでも済みますが、これだとスマートウォッチの欠点である電池の持ちの心配をしなくても良いですし、時計のバックアップとしても最適です。写真のようにお気に入りの時計を一緒に装着して、使っています。
■最後におすすめ時計を紹介します
時計で地図を見たい方にはアップルウォッチは幅広く使用できるのでおすすめです。iPhoneとの連携もとてもわかり易く始めやすいと思います。地図を見なくなっても日常でも使いやすいスマートウォッチと言えます。
シチズンQ&Q VR44は、低価格ながら回転ベゼル式の使えるアナログ時計です。このモデルは家電量販店で2千円ほどで購入しましたが、正確で軽く、ベゼルの動きもかなり良いものでした。回転ベゼルを試すのに最適な一本だと思います。
最後に、私も愛用中のプロトレック PRG-30。キャンパーラインで大きな時計が目立つプロトレックシリーズながら、小型化を意識したモデルです。中身はプロトレックですので、トリプルセンサー+ソーラー充電式で機能も充実していながら、普段使いもできそうなくらいオシャレです。
様々な時計を使ってきましたが、結局、最後はアナログに戻ってきました。スマートウォッチも楽しいので、ブレスレット型も併用しています。より詳しく正確な情報はスマホを出せば済みますし、「時間はアナログ時計」「心拍はブレスレット型」「地図はスマホ」と、餅は餅屋と割り切って使っています。