■まるで浦島太郎。気づけばおばあさんになっていそう
振り返ってみると、朝起きてから、あっという間の1日だ。
1日の片付けが全て終わって、そろそろスタッフの夕飯にしようという時間には、「明日も早いし、クイっと飲んで寝るか」となる日も多かった。お客さんには「朝ごはん4時の山小屋なんてないよ、いつ寝てるの?」と心配されたっけ。
昨日のお客さんを見送れば、また今日も新しいお客さんがやってくる。その日のお客さんによって小屋の雰囲気も変わる。同じ日なんて1日もない。その毎日の入れ替わりが、さらに山小屋の1日を早く感じさせた。
<ある夏の1日>
3:00 起床。食事の準備
4:00 朝食
5:00 片付けとお見送り
7:00 スタッフの食事
8:00 小休憩
9:00 掃除タイム
10:00 売店の接客
11:00 スタッフミーティング
12:00 宿泊客の受付と案内
15:00 夕食の準備
17:00 夕食
18:00 バータイム
20:00 消灯
22:00 片付けと朝食の準備
24:00 就寝