■よかった点3 見た目がスタイリッシュ

スタイリッシュな外見のレジストドームテント(撮影:山下直人)

 レジストドームテントはブラックとカーキの2色がエントリーされているが、今回はブラックを購入。設営後のシルエットがスタイリッシュだった。色の好みはあるだろうが、ブラックがよく映える。

 また、冷気対策として追加された長めの「ロングスカート」だが、見た目はまったく違和感が無く、シルエットのよさを損ねていない。むしろロングスカートがあるほうが、以前発売されたワークマンの「BASICドームテント」より、スタイルがよいと感じた。

■よかった点4 狭いテント内で便利な小物ポケット

スマホなどをまとめておける小物ポケットは狭いテント内で活躍する(撮影:山下直人)

 ソロキャンプ用テントであるレジストドームテントは、寝袋を敷くとスペースの余裕がほとんど無くなる。

 その点、テント内に付属された「小物ポケット」は、大変便利だった。スマホやメガネ、腕時計などを1ヵ所に、スペースを無駄に使用することなくまとめられる。

■よかった点5 靴とスリッパの収納スペース

テント両脇の収納スペースが意外と便利(撮影:山下直人)

 細かい点になるが、フライシートの正面両脇のスペースは、靴やスリッパの収納スペースとして非常に重宝した。

 今回採用されたロングスカートによって、使いやすい収納スペースが出来上がっており、雨や夜露から靴を守ってくれる。

■よかった点6 前室が高く快適

高い前室越しに見る朝日(撮影:山下直人)

 レジストドームテントは付属の110cmのポール2本を使用し、前室をつくることができる。ここで食事や調理などを行うことが可能だ。

 私はソロキャンプのとき、キャリーカートを荷物入れとして活用するのだが、今回は前室に設置した。多少の雨なら防ぐことができるだろう。

 以前発売されたBASICドームテントは、付属のポールの長さが約86センチしかなく、天井が低かった。これを補うため延長ポールが発売されたのだが、このレジストドームテントには、最初から110cmの長いポールが付属している。この高さがあれば特に不自由はないだろう。

■悪かった点

ほつれた糸が数ヵ所見つかった(撮影:山下直人)

 レジストドームテント唯一の悪かった点は、縫製の粗さだ。個体差によるかもしれないが、テント内の数ヵ所に糸のほつれがあった。そのままだと更に糸が解けてしまう可能性があるので、後日、はさみで短く切った。

■冬ソロキャンが楽しくなる、魅力たっぷりなテント

 レジストドームテントは、低価格ながら、必要十分な装備とスタイリッシュな外観を備えていた。

 圧倒的なコストパフォーマンスだ。ロングスカートも、想像以上に冷気遮断の効果があり、テント内が快適で驚いた。

 縫製の粗さはあるものの、仮に1年後に縫製の粗さによりテントに不具合が生じたとしても、私はまたこのレジストドームテントを購入するだろう。価格的に経済的損失、心理的損失が小さいからだ。

 また、ベンチレーションも備えており、換気も可能なので、夏でも使用できるテントであることをつけ加えておく。

 初めてのソロキャンプのためにテントを探している方には、自信を持っておすすめできるテントだ。