●その3 愛犬をロングリード / 伸縮リードで繋いで放置

貸切でまわりに他のワンちゃんやキャンパーがいない場合でも、ペグとリードは分厚くて頑丈な物を使用しよう

 いつもとは勝手が違うキャンプ場だからこそ、愛犬からは目を離さないよう気をつけたい。それでも、料理中や細々としたことをする際には、ついつい目を離してしまうだろう。「せっかく来たキャンプ場だし、愛犬には広々とした環境を楽しんでもらいたい」という思いで、愛犬をロングリード/伸縮リードで繋ぎっぱなしの飼い主を見かける。

 貸切なら問題はないだろうが、周りに他のキャンパーやワンちゃんがいる場合はNGだろう。近くを通りたいのにリードが長く「怖くて通れない……」という他キャンパーの迷惑にもなりえる。野生動物やほかのワンちゃんに反応して引っ張るあまりトラブルに発展することも。最悪の場合はリードが解けたり、ちぎれたり、係留用ペグが抜けたりで脱走の原因にもなりえる。

 トラブルを避けるためにも、リードは分厚く、ちぎれにくい素材で、なおかつ長すぎないものを使うのがおすすめ。愛犬を繋ぐ場合だけではなく、遊ばせる際にもロングリードを使用したい場合、“まわりに人や犬がいないか”をきちんと確認し、ある程度スペースに余裕を持とう。また、怪我やトラブルの原因にもなるため、リードを持ちながらの片手でスマホ/写真撮影は控えよう。

●その4 愛犬のトイレをキャンプ場で済ます

日帰りキャンプだと芝生でお弁当を食べる人もいるので、愛犬のトイレはなるべくキャンプ場の外で済まそう

 広々とした草原が広がるキャンプ場、まさにワンちゃんにとっては最高の環境だろう。愛犬と遊んだり、散歩したりと、キャンプ場の広々とした空間を利用しない手はない。しかし、あくまでもキャンプ場は皆が利用するものという意識を忘れてはいけない。とくに、芝生の上では子どもが寝転がったり、皆がご飯を食べたりするところだ。

 トイレをさせたい場合は、なるべくキャンプ場の外で済ますか、ペットシーツを使用しよう。もし、ワンちゃんがキャンプ場のなかで便をした場合はすぐに取り除き、ペットボトルの水を使い綺麗にするよう心がけよう。