■天覧山の山腹にある羅漢像

天覧山の山腹にある16体の羅漢像

 徳川5代将軍綱吉の病気平癒を祈願した能仁寺(のうにんじ)へ感謝の気持ちを込めて、生母・桂昌院は16体の羅漢像(らかんぞう)を寄進した。これにより元来「愛宕山」と呼ばれていたが「羅漢山」と呼ばれるようになり、その後明治時代に現在の天覧山へ改名した。

 羅漢像は、天覧山を登りはじめてから15分ほどの山腹に立ち並んでいる。

岩場に並ぶ羅漢像を抜けると、まもなく天覧山の山頂が見えてくる

■天覧山山頂から多峯主山へ縦走

天覧山山頂から眺める飯能市街
天覧山山頂は標高195m

 麓から約30分で天覧山山頂へ到着した。標高197mの山頂からは、隣接する山がないので飯能市街を見渡せるいい眺めになっている。天気がいい日は富士山が見えるのだが、この日は雲が多く富士山を見ることができなかったのが残念だ。

 天覧山から多峯主山山頂まで、ゆっくり歩いても1時間ほどかかるので、ここで水分やエネルギー補給をしてから再スタートしよう!

■【MAP】天覧山周辺