今回紹介するのは、兵庫県三田市の「金毘羅山(こんぴらさん)」。有馬富士公園のすぐ隣にあり、山続きのため有馬富士まで縦走登山もできる。しかし、金毘羅山は地元でもあまり存在を知られていないマイナーな里山である。

 実は眺望がよく、マイナーなため、他の登山者に会うことも少なく、山頂の景色を独り占めできるのが魅力の一つでもある。

■三田市・金毘羅山

金毘羅山から有馬富士公園を見下ろす(撮影:野口宣存)

 金毘羅山の標高は356.3m。低山ながら眺望抜群で、真正面には六甲連山と中山連山、右には三田市街、左には有馬富士、福島大池、羽束山、花山院などが一望できる。

実は眺望が悪い、金毘羅山の山頂(撮影:野口宣存)
金毘羅山の岩場では転落に気をつけよう(撮影:野口宣存)

 実は金毘羅山の絶景ポイントは山頂ではない。山頂から20m下ったところにある岩場が、眺望のよい場所。なお、足元から広がる眺望が楽しめるが、岩場には傾斜があり、岩場から転落の危険性があるため注意が必要だ。

 まだまだ暑い日が続いている。岩の上では日光をさえぎるものがなく、かなり暑い。ここで弁当を広げるのは、もう少し涼しくなってからがよいだろう。