■雪が降る地域なのかを知っておこう

南国高知でも山間部では雪が降るので、スノータイヤが必須な地域もある(撮影:西野くに)

 都会では雪が数cm降れば交通機関が麻痺するというニュースをよく聞くが、雪が頻繁に降る地域では、少しぐらいの雪ならいつもと変わらない日常となる。特に、車での移動が一般的な地方では、スタッドレスタイヤを持っている人も多い。

 今まで雪が降る地域に住んだことがない人は、降雪する時期に移住候補地を訪れてみるのも大切だろう。雪かきをしたことがない人は、一度してみるとその大変さが予想以上だと感じるはずだ。

豪雪地帯では、訪れることで雪の多さを実感するはずだ(撮影:西野くに)

■地元の人に聞けば、実際の暮らしがわかる

実際に冬の時期に訪れることで得られるものも大きい(撮影:西野くに)

 少し寒いくらいだと安易に考えて移住をすると、大きなミスマッチにもつながることもありうる。宿泊施設や移住体験などで地域の人に出会うと、「冬は予想以上に寒い」とか、「雪が多く積もる地域」など、想定していなかった話も聞けるはずだ。

 ぜひ、地域の人の話を聞いて、移住の際の参考にしてほしい。

■移住後のミスマッチがないように

地域の人との交流は、情報を得るきっかけにもなる(撮影:西野くに)

 筆者は都会から地方へ移住をしたが、その頃に比べて、地方へ移住を考えている人が増えてきていると感じる。しかし、冬の寒さに耐えきれずに、気づいたら引越していたという人に出会ったりもする。ぜひ、移住前には一度、冬の時期に訪れてみてほしい。

 今回は冬のネガティブな部分を多く取り上げたが、冬だからこそ出会える美味しい郷土料理、美しい景色が移住先では待っていることもお忘れなく。