冬キャンプで必須の湯たんぽ。アウトドアで使用する湯たんぽといえば、銀色の“金属製湯たんぽ”が定番。どの程度温かいのか、比較対象のプラスチック製の湯たんぽと共に検証してみた。

 今回の検証は自宅で行ったが、できる限りキャンプの環境に近づけるようにした。午後11時にお湯を入れ、1つのシュラフの中に、離した状態で2つの湯たんぽを入れる。そして、翌朝7時に温度を測る。シュラフの耐寒温度は-10〜15℃の、3シーズン用を使用した。人が入らない分、若干温度が落ちる可能性もあるが、このような環境で検証を行った。

 想像以上の驚きがある実験結果となったため、ぜひとも読んでいただきたい。

■“直火”で温めることができる湯たんぽ

2つの湯たんぽを使用して比較検証する

 今回の検証は、キャンプで定番の、マルカ株式会社「湯たんぽAエース 2.5L」を使用。直火で温めることができる、利便性の高いアイテム。焚き火やシングルバーナーで加熱ができるので、アウトドアにはうってつけである。

 プラスチック製湯たんぽの容量は2L。数年前にホームセンターで購入し、自宅で使用していたものである。こちらの湯たんぽには、鍋で沸かしたお湯を入れる。

ガスコンロでも温めることができるので自宅での使用もおすすめだ

 マルカ湯たんぽは火傷防止のため、専用袋がついている。 

湯たんぽをシュラフに入れて準備完了

 検証は11月最終日に行なった。午後11時時点での気温は7℃。冬キャンプほどではないが、冷え込む中での検証となった。