冬の車中泊で一番の問題になるのは「寒さ」。

 車で寝る時は寝袋(シュラフ)を利用することが多いが、寝袋によって耐えられる温度が異なるため、アイテムによっては冬の車中泊に不向きなものもある。

 本記事では冬の車中泊で筆者が実際に使用している寝袋(シュラフ)や、購入を検討したおすすめ寝袋(シュラフ)を2種類、さらに筆者が冬の車中泊の際に活用できる、寝袋をより温めるための簡単な方法も紹介する。

■冬の車中泊には寝袋が必須

 冬の車中泊に寝袋は必須。冬は日中と夜間ともに気温が低く、気象庁のデータによれば、2021年12月の東京の最高気温の平均値は12.5℃、最低気温の平均値は4.0℃と8℃以上の差が出ている。家にいるときでさえ寒いが、車の中は特に寒さが強く現れる。寒さによって睡眠が阻害され、最悪の場合は凍死の可能性もあり、1人1つは寝袋を用意するのが必須だ。

(参考URL:国土交通省気象庁 過去の気象データ

■筆者愛用の「WhiteSeek(ホワイトシーク) 1700series(Special model)」使用レポート

 筆者が実際の車中泊で利用する寝袋(シュラフ)、「WhiteSeek(ホワイトシーク)」の使い心地をレポートする。

筆者が1年間オールシーズン愛用している寝袋(シュラフ)(撮影:加藤千奈)

 WhiteSheek(ホワイトシーク)の封筒型シュラフ、筆者はこの寝袋(シュラフ)を利用してオールシーズン車中泊をしている。

 おすすめポイントは、軽さと汎用性のよさ。寝袋の重さは1500gで、これが購入の決め手となった。女性にとって持ち運びのよさや軽さは、重要ポイントで、収納の際もコンパクトにまとまり場所をとらない。

 車中泊で便利なのは、ファスナーを開くと布団になる仕組み。冬の車中泊では夜の寒さ対策で持参するのだが、日中はブランケットとしても利用できる。

 寒さの耐久度はやや弱め。筆者が冬の北海道を車中泊をした際は、寝袋の上に羽毛布団や毛布をかけて利用した。

 オールシーズンに対応ができるため、1年中車中泊をする予定がある人におすすめの寝袋である。

●WhiteSeek(ホワイトシーク) 封筒型 寝袋 【最低温度-10℃】 1700series(Special model)(mwv-006)
価格/3980円(税込)
色/ネイビー、ブラック、迷彩、ワインレッド
快適温度/0℃〜10℃
本体サイズ/2.25x0.8m
重量/1500 g