■ワールドカップ開幕戦を優勝した大塚健選手
X-Gamesでは優勝の経験もある大塚健選手は、北京オリンピックではビッグエア9位、スロープスタイル10位という結果に終わった。「オリンピックは初めての舞台で多少の緊張もあった。メダルを狙い、この技をやろうと決めていたので、結果はでなかったが前向きにとらえている」「オリンピックという場にも慣れることはできたので、4年後に向けてイチから準備をしていきたい」。
優勝を飾ったワールドカップ開幕戦については「いいスタートとなり自信につながった」「今シーズンもひとつひとつの大会を大事に進めていきたい」と力強い表情でその思いが語られた。
■2大会連続オリンピック出場を果たした國武大晃選手
2大会連続でのオリンピック出場となった國武大晃選手は「平昌オリンピックでは雰囲気に飲まれてしまったが、北京ではリラックスして臨むことはできた」「4位という結果であったが表彰台に昇ることができなかったので納得はしていない」ワールドカップ開幕を終え「まだまだ自分の滑りができていない」「着実に1戦1戦を戦っていきたい」と今シーズンの意気込みを語った。
■さらなる大技への挑戦 長谷川帝勝選手
昨シーズン、ワールドカップデビューを果たし、さらなる飛躍が期待される長谷川帝勝選手はワールドカップ開幕を終えて「いい経験になっている。これからもっとプラスに変えていきたい」今シーズンそしてこれからの目標について「まだ荻原大飛選手しか成功していない2160を決めたい! かっこいい滑りを目指していきたい」と力強く語った。
■前人未踏の大技で4年後のオリンピックを目指す萩原大翔選手
今年の春に行われたフリースタイルのイベントで前人未到の2160を成功させた荻原大飛選手は4年後のオリンピックを見据えて「まだ2160は完璧ではないので、次のオリンピックに向けてという意味でも、もっと精度をあげていきたい」「今シーズンはワールドカップでも表彰台を目指していきたい」と自信に満ちた表情で今後の抱負を語った。
スノーボードの代表選手たちは10代から20代前半と若い世代が中心となるが、いずれも世界を舞台に戦うという経験値はすでに十分。次のオリンピックまでは長いようで短い4年間。もちろん1戦、1戦に結果を求められる立場であるが、臆することなく自分の“スタイル”で思い切りチャレンジしてほしい。
【SNOW JAPAN】日本代表選手の動向など全日本スキー連盟HP:http://www.ski-japan.or.jp/