車中泊には、スペースを広く使える軽バンがぴったり。DIYで天井の張り替えやベッドや棚の設置を行えば、車内で快適に寝泊まりできて便利。しかし、軽バンと一言に言っても、さまざまな車種があり、迷っている人も多いのでは。本記事では、車中泊仕様のDIYにおすすめの中古軽バン3選を予算別に紹介したい。

■予算別・車中泊仕様のDIYにおすすめな車種3選

●スズキ エブリイ 予算約100万円〜

荷室の広さから車中泊仕様にする人も多い ※写真は軽乗用モデルのエブリワゴン(写真提供:スズキ)

〈基本スペック〉 ※エブリイ PA 2WD・5MT
・全長:3395mm
・荷室高:1240mm
・荷室長:1910mm
・荷室幅:1320mm
・全高:1895mm
・全幅:1475mm
・燃費:17.2km/L(WLTCモード)

 予算別おすすめ軽バンで最もおすすめなのが、人気車種スズキの「エブリイ」。車中泊ファンが注目するのはその「広さ」。後部座席を倒せば、成人男性でも脚を伸ばして寝られるほどの空間となる。身長が180cmある筆者でも足を伸ばして寝れる広さだ。

 また、バックドアやスライドドアの開口部が低く設定されていることで、荷物の出し入れもしやすい。車中泊に必要な荷物は重量もかさむことが多い。アウトドアグッズなども積み込みたい筆者にとっては、うれしい設計である。

●ダイハツ ハイゼットカーゴ 予算約120万円〜

ダイハツハイゼットカーゴ(写真提供:ダイハツ)

〈基本スペック〉 ※ハイゼットカーゴ  デラックス 2WD・5MT
・全長:3.395m
・荷室高:1250mm
・荷室長:1915mm
・荷室幅:1270mm
・全高:1.8~1.9m
・燃費:14.9km/L(WLTCモード)

 予算を少し抑えるなら、ダイハツの「ハイゼットカーゴ」がおすすめ。1960年代から商用車の代表格として活躍。そのため、中古車として安く出回ってることも多いのだ。軽キャブオーバーバンの中でNo.1を誇る広さの荷室を持ち、後部座席を倒した時の凹凸も少ない。車内でものびのびくつろげる。

 DIY好きの軽バン乗りには荷室のフロントや側面がフラットになっているのも魅力的だ。荷室のDIYがしやすいのだ。大型のLED荷室灯が搭載されており、夜でも快適に過ごすことができる。