2022年10月25日(火)全日本スキー連盟(SAJ)が2022-23シーズンのスタートを告げる記者会見を行った。今年の2月に行われた北京オリンピックでは過去最高結果を残した日本代表。4年後のミラノ・コルチナダンペッツォ大会に向け、新たなシーズンの開幕となる。
スキー、スノーボードともに日本代表“SNOW JAPAN”の選手たちは、ヨーロッパや北米を中心に開催されるワールドカップに参戦し、今シーズンも世界のトップを目指す熱い戦いへと旅立っていく。
■北京オリンピックのメダリストたちが新シーズンのウェアに身を包み登場
すでにワールドカップが開幕している競技もある中、会場には北京オリンピックでも大活躍をみせた小林陵侑選手(土屋ホームスキー部)、高梨沙羅選手(クラレ)、渡部暁斗選手(北野建設SC)、堀島行真選手(トヨタ自動車スキー部)、川村あんり選手(日本体育大学桜華高校)ほか全8選手が真新しいウェアに身を包み登場。それぞれ選手たちからは新シーズン、そして来年2月に開催される世界選手権に向けた意気込みが語られた。
■今シーズンも王者の風格を見せる小林陵侑選手と現役続行を決意した高梨沙羅選手
北京オリンピックではジャンプ個人ノーマルヒルで金メダル、ラージヒルでは銀メダルを獲得した小林陵侑選手は「昨シーズンはいいシーズンを過ごした。今シーズンもまずはワールドカップでの1勝を目指したい」とリラックスした表情で新シーズンへの抱負を語った。女子ジャンプの第一人者、高梨沙羅選手からは「競技から退くことも考えたが、純粋にジャンプって楽しいなと思えた」と競技への続行と新シーズンへの意気込みをあらたに語られた。
■目指すのは世界のトップ! 堀島行真選手と川村あんり選手
モーグルからは北京オリンピックで銅メダルを獲得した堀島行真選手が登場。「オフシーズンにはウォーキングのトレーニングも行い、軸が強化された。今シーズンはワールドカップでの総合優勝を目指したい」。同じくモーグルの川村あんり選手からは「オリンピックでは悔しい結果となったが、いい経験となった。夏場には質の高い練習ができたので、その成果を出していきたい」と新シーズンへの意気込みを語った。
すでにスノーボード、ビッグエアーはワールドカップが開幕を迎え、男子は大塚健選手(バートン)。女子は岩渕麗楽選手(バートン)がそれぞれ優勝し、SNOW JAPANとしては絶好のスタートをきった。4年後のオリンピックへ向けてスタートをきった選手たち。今シーズンも活躍する姿をみせほしい。
【SNOW JAPAN】日本代表選手の動向など全日本スキー連盟HP:http://www.ski-japan.or.jp/