全国各地から降雪のニュースが届きはじめ、日増しに高まるスノーシーズンへの期待感。今年も起きたラニーニャ現象によって、昨年や一昨年と同様の積雪が望めそうだ。そんな冬を待ち焦がれるスキーヤーの間ではおなじみのスキーマガジン『BRAVOSKI』が今年も発売された。定番・最新ギアからゲレンデガイド、トップスキーヤーインタビューなど、シーズン前に仕入れておきたい情報がいっぱいだ。さっそく中身をチェックしてみよう!
■定番からトレンドまで、35ページ超えの巻頭ギア特集!「気に入った道具」と長く付き合って滑る
ブーツ、板、ビンディングにウエア類…… 状況によってはリスクにも直結するため、常に気を付けておきたい道具の数々。今号では「愛着を持って長く使える」をテーマに、多くの最新ギアが紹介されている。スペックやヒストリーをはじめとした各メーカーのラインナップや、著名ライダーの本人解説も添えられた実践的セットアップ、“マイ板”製造可能なメーカーでの現場体験レポなど、硬軟織り交ぜた切り口で読みやすく、ギアについて改めて考えさせられる内容ばかり!
■「泣きながらスタートへ」充実のシーズンを振り返る、堀島行真インタビュー
2022年2月に開催された北京五輪で銅メダルを獲得した堀島行真。昨シーズン、W杯では全戦表彰台に上り、MO/DMとも個人総合2位、国別ランキングでは男女共に総合優勝を果たした、ニッポンモーグル陣。そんな充実したシーズンを過ごした堀島行真を、ナショナルチームの先輩・西伸幸が春の山へと連れ出し、インタビューが行われた。涙のスタート台のエピソードから始まり、競技中のメンタリティやチームのことなどが軽快に語られている。
■勝野天欄「FWQ、ヨーロッパ転戦記」
高校生の頃からフリーライドシーンで世界を見据えて活動していた勝野天欄。フリーライドワールドツアー(FWT)への出場権を獲得するために、先シーズン中盤からは単身でヨーロッパのフリーライドワールドクォリファイ(FWQ)を巡った。コロナによる延期を経て果たされたヨーロッパ遠征、その変遷や胸の内が本人によって綴られている。
■広大な山域に隠れた斜面たち「カナダ・最北部に位置する原生自然の世界、ユーコン」
スキーヤー、佐々木悠と植木鹿一がカナダ最北部、ユーコン準州に広がる山域へ。他のカナダ西部に点在するスキー場やバックカントリーエリアとはかけ離れた山のスケールを持つ。大きな氷河に削られた谷は壮大で、滑走不可能と思うほどの急斜面に囲まれる未知なる山塊。だがその中に「ここはいける」と滑走意欲を掻き立てる斜面を見つけ、シュプールを刻んだ。夢のような白銀世界の紀行。
上記で紹介したコンテンツのほか「パウダーゲレンデガイド」や「早割リフト券情報」などの、すぐに使えるお役立ち情報も掲載。『BRAVOSKI 2023 WINTER vol.1』は全国書店、オンライン書店で購入可能だ。