■ペットと一緒に車中泊するときの注意点と対策

⚫️ペットの体調に気をつける

長距離の旅は愛犬もぐったり(撮影:村澤 彩代)

 ペットも人間と同じで、車酔いする場合もある。普段からあまり車に乗せていない場合は、旅行へ出かける前に慣らしておくとよい。

 また、車はいつも過ごしている家とは違うため、ストレスによって体調が悪くなることも。

 愛犬が酔っているかどうかは、様子を伺うことで確認できる。

 例えば、

 ・呼吸が荒い

 ・頻繁に吠える

 ・震える

 ・ヨダレがたくさん出る

 ・嘔吐・下痢など

 愛犬の様子がおかしいときには、車酔いの他に熱中症などの可能性も高いため要注意。特に嘔吐や下痢などは重症なので、すぐに車を停めて休憩しよう。

長旅には水分補給に、ペット専用の栄養補完食も持っていこう(撮影:村澤 彩代)

 車酔いを防ぐ対策としては、できるだけ車内の空気の入れ替えを行い、芳香剤など匂いのするものは撤去すること。こまめな休憩や水分補給も忘れないようにしよう。

 ドッグランなどの施設があるサービスエリアやパーキングエリアもあるので、事前に確認しておくと安心だ。

⚫️周囲への配慮

普段は大人しくても、知らない場所では敏感になってしまうこともある(撮影:村澤 彩代)

 愛犬連れで車中泊を楽しむ場合は、リードをきちんと付けて過ごしたり、排泄物の処理をしたりなど、普段よりも愛犬の動向に気を使う必要がある。

キャンプ場では、口輪をして散歩させると安心(撮影:村澤 彩代)

 加えて、無駄吠えや遠吠えなどの対策もしておくことがポイント。

 筆者の愛犬は他の犬が近くを通ると警戒して吠えるため、窓にシールドをしたり、散歩中は違う犬に会わないようにルートを変えたりした。筆者の愛犬は、吠えないように散歩のときだけは口輪をつけている。