■おすすめベルテントその3 スモア Bello400

 最後に紹介するのは、筆者が一番おすすめしたいコスパ最強の「スモア Bello400」だ。

「スモア  Bello400」の設営レイアウト(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 スモアは東京で2014年に誕生し、機能性とコスパがよく、キャンパーの中で話題になっているブランドだ。

 Bello400は、サイズがアスガルド12.6とほぼ同等の大きさで、生地もポリコットンを採用しており、比較しても遜色ない性能となっている。

 ポリコットンは、ポリエステル(65%)とコットン(35%)を混ぜ合わせた生地。ポリエステルの撥水性能と通気性を活かしつつ、コットンの燃えにくさと風合いを実現している。

「スモアBello400」のストーブ煙突用の穴(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 特徴の一つが薪ストーブ用の穴が標準搭載されている点。寒い冬にストーブが設置できるのは、快適なキャンプに欠かせないポイントだ。

 筆者は実際アスガルドとスモア双方のテントを使用していたが、体感の性能はほぼ同格で、テント生地も同素材のものを使用しているため、対比が難しいほどだ。強いて言うならば、縫製の点でノルディスクの方が、より丁寧な仕上げとなっていたように感じた。それくらい大差がない製品と言える。

 同等の性能にも関わらず、価格は8万4980円(税込)とアスガルドと比較し3分の1程度。これからベルテントを購入しようと考えている人には、一番おすすめしたいテントだ。

■冬キャンプにも使えるベルテントがおすすめ

 幕内で過ごすことが多くなる冬キャンプのおすすめは、間違いなくベルテント。快適性を備え冬の極寒にも耐えうるテントで、居住空間が広く、通気性も良いため火器の使用も安全だ。

 ベルテントにはさまざまな種類があるが、それぞれに違った良さがある。今回紹介したものを含め今年の冬キャンプはベルテントで楽しもう。