■焚き火台で栗を焼く

焚き火台の上で火球のように燃え上がるイガグリ(撮影:中村真吾)
イガグリのイガが燃え、さらに遠赤外線効果で栗の中心まで熱が入る(撮影:中村真吾)

 栗の薪で焚き火を楽しんだ後、炎も安定してきたので網をセットし、いよいよ栗を焼く。焼き方は二通り。一つ目は栗をイガグリのまま焼く。この場合爆ぜる可能性が高いのでくれぐれも注意したい。もう一つはイガが外れた栗をホイルに包んで焼く。こちらは焼く前にナイフで皮に切れ目を入れ、爆ぜないように対策をした。焼き時間は20分程度が目安である。

●イガグリがファイヤー!

火吹き棒で空気を送るとイガに着火!  一気にイガグリ全体が炎に包まれ燃えていく(撮影:中村真吾)

 まずは栗をイガグリのまま網の上に載せてみた。火がついた瞬間、またたく間に全体が炎に包まれ燃えていく。その状態はまるで火球のごとく炎の尻尾をなびかせながら一気に燃えていく。中々の迫力で見ているだけでも面白い。まもなくして真っ黒いバフンウニのような見た目になってもなお燃え続けていた。その状態で20〜30分放置。予想通りいくつかは爆ぜて中の栗が剥き出しになり、皮が炭化してきたので網から下ろした。

●アルミホイルで包んで焼く

「食欲がそそる」網の上でアジの開きを焼きながら、栗をホイルに包み直接焚き火に投入(撮影:中村真吾)

 一方、ホイルに包んだ栗は、炭化した薪の中へ直接投入。先ずはイガグリ同様、20〜30分焼いたが、加熱が不十分だったので、もう一度、焚き火の上に置くこと15分。香ばしく焼き栗特有の香りがしてきたので、まもなくして焚き火から下ろした。