ついにやってきた、秋アクティビティのベストシーズンに合わせ、紅葉登山を特集して毎年好評のムック本『soto 秋山2022』が、今年も発売された。 絶景と秘境感を味わえるコースガイド「紅葉の山歩きベスト20」、山と温泉という登山オイシイとこどりを提案する「山温泉と紅葉の秀峰を満喫する贅沢プラン」、山域を五感で感じる「“生きている山”茶臼岳」など。読めばもう、じっとしていられなくなる、秋山の彩りあふれる特集がいっぱいの1冊だ。

巻頭トビラを飾る、紅葉最盛期の涸沢

■絶景! 秘境! ここだけは行きたい! 紅葉の山歩き「ベスト20」

紅葉を抱く、神々が宿る山岳信仰の雄「立山」(ここだけは行きたい紅葉の山歩きベスト20)

 天候や標高などの条件は様々あれど、ほんの数週間のベストな紅葉絶景に出合うのは、実はなかなか至難の業。そこで今年は全国20カ所にわたる山域が広く紹介されている。バリエーション豊かなコースラインナップで、自分に合ったプランがきっと見つけられるだろう。

 北は「栗駒山」や山深い「飯豊連峰」をはじめ、不動の人気「白馬岳」「上高地・涸沢」、霊峰「立山」などの北アルプス、西は修験の名山「石鎚山」から「九重連山」まで、充実のコースガイドとなっている。

■北アルプスで「山温泉と紅葉の秀峰を満喫する贅沢プラン」

岩肌から湧き出す大量の源泉「白馬鑓温泉」(山温泉と紅葉の秀峰を満喫する贅沢プラン)

 登山で疲れた体を、湧き出る温泉にゆっくりと浸す…… これほどまでの贅沢がどこにあるだろう⁉  しかも秋の色彩を眺めながらとなれば格別。 今回は信越地区を中心に6ヵ所、紅葉の温泉登山が紹介されている。行程は1泊から2泊で、やや長めのルートも含まれているものの、山のパワーを全身に浴びて還元すること間違いなしの、山温泉特集だ。