関西から四国というと少し遠く感じる方もいるのではないか。実は兵庫県神戸市三ノ宮から1000円台で行くことができる方法がある。

ジャンボフェリーは多くの島がある瀬戸内海を航行する

 ジャンボフェリーは神戸三ノ宮フェリーターミナルから香川県高松市高松東港へ運航し、小豆島へ寄港する便もある。徒歩なら片道1990円、しかも、往復割引が適用されると往復3390円(片道1695円)と格安だ。神戸−高松間は1日4便就航し、深夜1時に出港する便は夜行として、寝ながら行くことができる。

 両港までは三ノ宮駅と高松駅から送迎バスが出ているので、徒歩で乗船する人もとても便利だ。筆者も四国から関西へ行く時はジャンボフェリーを頻繁に利用している。

 今回は昼は青い瀬戸内海を存分に楽しめ、夜は寝ながらゆっくり過ごせるジャンボフェリーを紹介する。

■昼はのんびり瀬戸内海・夜は寝ながらの船旅

神戸港を出港したジャンボフェリー。神戸の街を海から見ることも可能だ
早朝のフェリーは夜明けの到着で幻想的な雰囲気となる

 ジャンボフェリーは昼の乗船ならゆっくりと瀬戸内海を見ながらのクルージング。夜は神戸の夜景を鑑賞し、起きたら四国に到着できる。

神戸から高松へ行く途中、明石海峡大橋の下も航行する(写真提供:ジャンボフェリー)
船内ではかやくうどん(350円)もいただける。昼食や夜食にピッタリだ
船内では高松にあるコーヒー豆店が厳選したこだわりのコーヒー(100円)もいただける

 船は揺れるのではないかと、心配する人もいるかと思うが、ジャンボフェリーは3000tクラスの大型フェリー。内海の瀬戸内海を航行するので大きく揺れることはまずない。