瀬戸内海で4番目に大きな島「江田島」。旧海軍兵学校、砲台山、史跡と、島旅にピッタリの魅力的な島だ。

 今回は夏のアウトドアを満喫したい方へ、広島市内の港から高速艇で30分程度で行ける「超アクティブな島」を紹介する。

■旧海軍、海上自衛隊の鍛錬の場「古鷹山」

クマン岳山頂付近から望む瀬戸内海(写真提供:江田島市観光協会)

 江田島は海上自衛隊幹部候補生学校(旧海軍兵学校)のある島として有名で、全国から日本の海を守る志をもった学生が集まってくる。そんな学生たちの鍛錬の場として昔からも愛されているのが「古鷹山(ふるたかやま)」だ。

 古鷹山は、中国百名山、しま山100選にも選ばれており鷹が翼を広げたように雄大。山麓にある兵学校の校歌の一節にもあり、学生にとっては身近で、雄大な姿の古鷹山に魅了されていたことだろう。山頂からは瀬戸内海の多島美と牡蠣筏(かきいかだ)、天候に恵まれると遠くに四国連山が見える。

■島民の激推し!  海で楽しめるSUP&カヌー

江田島周辺は海も穏やかで、初心者でも安心(写真提供:ETAJIMA SUP)
地元で盛んなカヌー(写真提供:江田島カヌークラブ)

 地域おこしの一環として島民が活発に取り組んでいるのがマリンスポーツ、SUPやカヌーだ。

 瀬戸内海に面している海岸線には、昔ながらの美しい自然・穏やかな風景が残されており、パドルをサッと一漕ぎして海へ繰り出せば、あっという間に非日常を体感できる。

 また、江田島周辺の海域は波や潮の流れが安定しており、初心者でも安心して楽しめるのがポイント。近年ではSUP、カヌーのパドルスポーツの天国として注目を集めている。