■観光船か、ガイドツアーでしか見られない「湯の華の滝」

ガイドツアーに参加しないと陸からは見られない「男の涙」
乙女の涙「フレペの滝」と対比される「男の涙」

 「乙女の涙」と対比して、命名された「男の涙」。滝のある場所が少し奥まった場所にあることから、隠れて泣く=男の涙と呼ばれているそうだ(ツアーガイド談)。

 この滝を地上から瑠璃色のオホーツク海と一緒に望むには、ガイドツアーへの参加が必須。斜里町観光協会のホームページでは、ガイドツアーを実施している事業者を紹介している。インターネットや電話での申し込みの他、空き枠があれば、当日「知床五湖フィールドセンター」での申し込みも可能(2022年6月時点)。

 国道を外れ、森の中を30〜40分ほど歩くと到達する。流れ落ちる水に含まれる硫黄により、崖はやや黄味が掛かっている。運がよければ滝にかかる虹や、海を泳ぐイルカを一緒に眺められる場所である。

 なお、観光船からは滝を見上げる形となり、一つの滝を複数の角度から観瀑することで、より味わい深い体験になる。

・湯の華の滝(男の涙)
住所:北海道斜里郡斜里町遠音別村

斜里町観光協会URL:https://www.shiretoko.asia/index.html

■【MAP】湯の華の滝付近