日本で5ヵ所しか登録されていない世界自然遺産の一つ「知床」。鹿児島県の屋久島、青森県・秋田県の白神山地に続き、3ヵ所目に登録。その後、東京都の小笠原諸島が、直近では2021年に鹿児島県、沖縄県の奄美大島・徳之島、沖縄島北部及び西表島が登録された。

 2005年の登録後「知床世界遺産センター」がオープンするなど、初めて知床を訪れる人にも適切な情報提供と快適な環境が用意されている。また、2010年に全面開通した知床五湖の木造高架は、段差がなく車椅子でも利用できるバリアフリー設計だ。

 そんな知床では、いくつもの滝を見られる。展望台から、海上から、実際に中に入ることができる滝もある。今回は知床ならではの美しく、特徴的な滝5選を紹介する。

■駐車場からすぐ見られる「オシンコシンの滝」

知床八景の一つ「オシンコシンの滝」
崖に沿って美しい白糸が流れる「オシンコシンの滝」

 国道334号線沿いにある「オシンコシンの滝」は、流れが二手に分かれることから「双美の滝」とも呼ばれ、「日本の滝100選」にも選ばれている。駐車場から階段を少し登るとすぐに滝が現れる。水しぶきを浴びながら、真下から滝を眺める気分は爽快だ。

 国道を挟み、反対側にはオホーツク海が広がる。車でアクセスでき、海も滝も一緒に味わうことができる贅沢な場所だ。

・オシンコシンの滝
住所:北海道斜里郡斜里町ウトロ西

知床観光協会URL:https://www.shiretoko.asia/oshinkoshin.html

■【MAP】オシンコシンの滝付近