キャンプ飯といえば、BBQや肉料理が定番だが、準備や後片付けに時間がかかってしまい面倒だと感じている人も多いだろう。それならたまには手抜きをするのもありだと思う。

 そこでおすすめしたいのが、缶詰。実は、キャンプと缶詰の相性は結構いいのである。その理由とおすすめしたい缶詰を紹介するので参考にしてほしい。

■キャンプ飯で缶詰をおすすめする理由

●片付けが簡単

 調理する必要がないので、後片付け不要。缶詰のまま食べると皿も使わないので、洗う必要なし。食べ終えたら缶ゴミとして捨てるだけなので簡単だ。

●常温で持っていける

 生ものと違い、常温で持っていける。夏はクーラーボックスが飲み物などでいっぱいになるので、常温保存の缶詰は便利である。

●種類が多く美味しい

 缶詰の種類は豊富。メジャーな焼き鳥、鯖缶以外にもアヒージョやカレーなど調理されたものもたくさんあり、味も美味しい。毎回選ぶのも楽しいのが缶詰の魅力だ。

■おすすめの缶詰6選

だし巻き  ¥550円(税込)

だし巻きの缶詰があることに驚いた(撮影:堀田篤史)

 mr.kansoという缶詰とお酒を楽しめる事業を展開している会社が開発した、世界初のだし巻き缶詰。京都の料亭監修ということで、味は京風出汁の上品な味付けになっている。だし巻きは、4切れほど入っており、ボリューム満点。おつまみだけでなく、白飯といっしょに食べると立派なおかずになる。

鯨須の子 ¥864円(税込)

珍しい食材の缶詰もある(撮影:堀田篤史)

 鯨の希少部位である須の子の缶詰。1頭からたった3〜5%しか取れない貴重な部位で、トロトロの食感がクセになる。味付けは、生姜のきいた甘辛醤油味。コラーゲンがたっぷりなので、女性にもおすすめ。酒のおつまみにも最適。

鳥皮みそ煮 ¥300円(税込)

缶詰のデザインも個性が光る(撮影:堀田篤史)

 広島県呉市の居酒屋メニューの名物料理を缶詰にしたのがこれ。鳥皮とこんにゃくを味噌で煮込んだものになり、どて焼きと味はよく似ている。味は白みそ主体でピリ辛。とろとろの柔らかい鶏皮と、こんにゃくの食感がくせになる一品。湯煎して温めたほうが美味しいので試してほしい。

とりたま ¥195円(税込)

スーパーでもよく見るメーカーの缶詰は安定の美味しさ(撮影:堀田篤史)

 焼き鳥缶といえば「ほてい」と言うくらい有名だが、うずらの卵が入ったのがこちら。甘い醤油ダレが卵の黄身までしっかり染み込んでいるので濃厚。

見た目からもタレが染み込んでいるのがよくわかる(撮影:堀田篤史)

 タレだけでご飯を軽く3杯は食べられそう。それくらい美味しい缶詰。