■木曽駒ヶ岳(2,956m)|千畳敷から往復コース

千畳敷カールの遊歩道へ

 木曽駒ヶ岳は中央アルプス最高峰の山(標高2,956m)。日本一の標高差を誇る駒ヶ岳ロープウェイに乗れば、山頂駅の千畳敷駅(標高2,611m)までは標高差950mをわずか7分30秒で上がれる。木曽駒ヶ岳は本格的な日本アルプスの高山を日帰りで登れると人気の山だ。

千畳敷カールは高山植物の宝庫

 千畳敷駅に到着したら見事な千畳敷カールが広がり、色とりどりの高山植物が咲き乱れる別世界!  しばし天国のような散策路を歩いたら、いよいよ急坂の登山道へ。

八丁坂の怒涛の登り

 まずは雄大なカールを横目に、一番の難所である急坂の登山道「八丁坂」をジグザグと登る。乗鞍浄土の稜線まで上がれば視界が開け、緩やかなアップダウンを繰り返す登山道へと変化、中岳を経由して木曽駒ヶ岳の全容を望みながら山頂を目指す。登山道脇には、高山植物の女王と呼ばれる「コマクサ」や、中央アルプス固有種の「ヒメウスユキソウ」が見られることも!

木曽駒ヶ岳のアップダウンのある登山道

 木曽駒ヶ岳山頂からは遮るものがなく360度のパノラマ!  北アルプスの山々や、南アルプス・富士山まで絶景が広がる。日帰り可能な山だが、ピークシーズンはバス・ロープウェイが混雑するので、余裕を持ったスケジュールを心がけよう。

・木曽駒ヶ岳おすすめコース概要
千畳敷駅 - 木曽駒ヶ岳 - 千畳敷駅【コースタイム:3時間40分】