■エバニューのフライパン

 キャンプの楽しみのひとつと言えば、屋外でのキャンプ飯の調理。たとえそれがシンプルな料理であろうとも、自らの手で、しかも野外で作る料理は美味しいに決まっている。実際、キャンプのときはいつも以上に食べてしまうという人も多いのではないであろうか。

 そんな美味しいキャンプ飯をできればさらに美味しく仕上げたい、こだわりの道具で調理を楽しんでみたいと思い、商品を物色することに。なかでも一番使う機会が多いフライパンは湯沸かしをはじめ、焼く、揚げる、炒めるなど様々な調理に使えるということもあって、絶対欠かせないアイテムだ。そこで、キャンプで使いやすい利便性を備えていることに加え、機能性があること、所有欲を満たしてくれるデザインであること、以上の3つの条件を満たすモノを探してみた。

 今回見つけたのは、アウトドアブランド エバニューのフライパン「HD.ALU Pan 20」。サイズは、直径が14、16、18、20cmのものがラインナップされている。同社のホームページを見る限り、ソロキャンプでは18cmが推奨されているようだが、私自身、大きな肉をガッツリと焼くのが好きなので、あえてデュオキャンプでも使えそうな20cmを購入してみた。

シンプルな中にも美しさを感じられるフライパン

●商品特徴

 こちらの「HD.ALU Pan」は、日本製のアルミを日本の職人がひとつひとつヘラ絞りで作り上げるなど、素材や作りにとてもこだわった逸品となっている。何より嬉しいのがコーティングをしていないところ。そのため、直火OKで焚き火でもガンガン使うことができる。この機能は本気のアウトドアフリークから大きな反響を呼びそうだ。

 実はこちらのフライパン、取手が取れる形状となっている。これなら場所を取らないので、リュックへの収納もしやすい。そのためキャンプだけでなく、登山での調理に持っていっても活躍してくれそうだ。

穴にキチンと差し込めば、きっちりホールドしてくれる

 また、2mmもの厚さを備えているので、薄いフライパンにありがちな焼きムラができることなく、食材に均一に火を通して焼いてくれるのも嬉しいポイント。これにより、より美味しく調理をすることができる。

 なお、所有欲のキーとなるデザインは、意外にも至ってシンプル。取手を差し込む箇所に小さくエバニューの文字が刻まれているだけのデザインとなっている。にもかかわらず、圧倒的な存在感を醸し出しているのは、それだけ製品に自信があるということなのかもしれない。

ロゴの小ささが逆にカッコいい