今年7年振りの開催に盛り上がる諏訪大社の御柱祭。残すところは今週末の下社の里曳きのみとなりましたが、諏訪訪問を考えるなら混雑を避けてお祭り後に訪れても良いでしょう。

 せっかく諏訪まで足を延ばすならば、諏訪大社以外も満喫していただきたい。ってことで、今回はあの岡本太郎や新田次郎が絶賛した「万治の石仏」を紹介してみます。

■場所は諏訪大社下社春宮の裏手 

諏訪湖の北岸にある「諏訪大社下社春宮」

 万治の石仏は諏訪大社下社春宮のすぐ裏手、歩いて5分ほどの場所にあります。その昔、芸術家の岡本太郎がこの石仏を訪れた際に「世界中歩いているが、こんな面白いものは見たことがない」と、カメラを持つ手を震わせたそうです。

「でも、仏像ってあんまり興味ないんだよなあ」

 そんな方にこそ、ぜひ足を運んでいただきたい、なんともかわいらしい仏様なんです。

車で行くなら春宮の駐車場を利用しましょう

 春宮の境内を抜けてもアクセスできますが、小川沿いに行くと混雑を避けられます。

 朱色に塗られた橋を越え、小さな畑が現れると、木々の隙間にチラリとそのお姿が見えてきました。

緑の先に姿が見えてきました