アウトドア環境が豊富な信州・八ヶ岳周辺にキャンプや登山に出かける方も多いのではないだろうか。そんな八ヶ岳の麓・諏訪地域では、地元の自然を活かしたクラフトビール造りが行われている。
今回は、キャンプや登山の食事をもっと豊かにしてくれる、八ヶ岳のクラフトビールについて紹介したい。
■そもそも「クラフトビール」とは何なのか?
そもそもクラフトビールとは、どんなビールなのだろうか。
「全国地ビール醸造者協議会(JBA)」の定義(2018年)によると、「酒税法改正(1994年4月)以前から造られている大資本の大量生産のビールからは独立したビール造りを行っている」「1回の仕込単位(麦汁の製造量)が20キロリットル以下の小規模な仕込みで行い、ブルワー(醸造者)が目の届く製造を行っている」「伝統的な製法で製造しているか、あるいは地域の特産品などを原料とした個性あふれるビールを製造している。そして地域に根付いている」ものをクラフトビールと呼ぶ。
地元特有の原料を使った多種多様な味わいが楽しめるクラフトビールは、従来のビールが苦手という人の支持も得やすいという。数量限定で希少価値があること、ジャケ買いしたくなるおしゃれなパッケージも人気の理由と言えるだろう。