■レトロバウルーで作る焼きおむすび

バットの上で抜型を使うと抜きやすい

 白ごはんを80g計り、付属のおにぎり型でごはんを抜きます。付属の抜型までついているなんて至れり尽くせり!

 白ごはんだけでなく、炒飯やチキンライスや炊き込みごはんなど、味付きのごはんでも美味しいです。

空焼きした後にサラダ油を塗り、余分な油を拭き取る

 中火で片面を約1分30秒、裏返して1分ほど、空焼きしたら、中弱火にしてサラダ油を両面に満遍なく塗ります。

 このようにあらかじめ器具を温めておくと、焼きおむすび器に素材がくっつきにくくなります。「プレヒート」と呼ばれるこの技法は、鉄製のフライパンやスキレット、ダッチオーブンなど、コーティングされていない器具に応用できるテクニックなので、覚えておきましょう。

焼きおむすび器に載せる際は、熱いので注意する
焼き上がり!  温度が下がりやすいので、途中で開けないようにする

 お好みのおむすびを入れ、中弱火で片面を3分、裏返して3分焼きます。開けたら焼き色を見て、焼き時間を微調整します。

 柔らかめのごはんや、味付きごはんで作る場合はくっつきやすく、焼きおむすび器から出しにくくなります。その場合は火から降ろして少し置いてから竹串ではずすと、取りやすかったです。

■シンプル美味しい醤油味の焼おむすび

焼けたら、熱いうちに取り出す                         
小皿に醤油を入れて付けると満遍なく染みこむ

 焼具からおむすびを取り出し、両面に醤油を付けたらできあがり!  この後、焼おむすび器に戻して、再び表面を少し焼くと、より香ばしさが出ます。

 今回は醤油味の焼きおむすびにしましたが、味噌やコチュジャンを塗っても美味しいです。コンビニおにぎりなど冷たいおにぎりを温め直すのにもおすすめです。

 レトロな道具を使って焼きおむすびを作ったら、道具を出した瞬間から何コレ~!?  と盛り上がりました。おむすびを焼くために作られた道具だけあって、フライパンや網の上で作るのと比べて、ごはんを焼くのに適した形状で、外側はパリパリ、中はふっくらと仕上がり、形も綺麗な三角を保てます。

 最近のマルチに使える道具と違って、おむすび専用っていうのも潔く、逆にどんな風にアレンジして使おうか考えるのも楽しい道具です。

 フリマサイトやネットオークションを利用すると、普段は見かけないような道具に巡り会える楽しみがあります。キャンプや旅先で訪れた古道具屋や実家にもお宝が眠っている可能性が!  最新ギアももちろん素敵ですが、たまには古き良きものも探してみては?