■沢筋は険悪な状況!
雪崩、落石のリスクが高い沢沿いのルートもしばらくは避けるのが賢明だ。雪が消えるまで待った方がいいだろう。
足元にも注意して。スノーブリッジの上である可能性があることを忘れずに。その下には濁流が轟々と流れている。いつ崩壊してもおかしくない。
■一瞬で真冬へ逆戻り!
穏やかな天候の春の山も、寒気が入ってくると一転、一気に冬に戻る。とくに標高の高いエリアは厳冬期そのものになってしまう。雨や汗で濡れていたりして低体温症に陥りやすいのもこの時期だ。
「行きたい」山、ルートのなかから、「行ける」状況の場所を選ぶところから始めてみるのはどうだろう。不安な要素があるなら、山行予定を少し先に延ばして様子をみる。どうしても残雪期の山を歩きたいなら、とにかく情報収集を入念におこなって、的確な状況判断をしてトライしてもらいたい。あるいは経験豊かな信頼できるプロガイドに依頼するのも良案かもしれない。