■タイベックシート(グランドシート)

地面に敷いたタイベックシート

 1つ目は「タイベックシート」だ。タイベックシートは住宅用の建材であり、透湿、防水性に優れているため、木材の乾燥状態を保つために利用されている製品。

 防水性と強度が高く、軽量で折りたたんで運べるためグランドシートとして利用すれば、高機能かつ軽量なキャンプギアとなる。その実用性の高さから、海外のUL系ブランドでグランドシートの素材として販売されている。

 デメリットは非常に軽量なため、風で飛びやすく設営時に注意が必要であること。紙のような乾いた質感で好みがわかれる部分があること。

 バリエーションが存在し、ソフトタイプとハードタイプがある。質感や強度が違うため、用途に合わせて選ぶことができる。価格だが、ホームセンターで計り売りされていた1m幅のものを2m分購入し、1000円であった。

■カーボンフェルト(焚き火シート)

カーボンフェルトに焚き火台を乗せた様子

 次は「カーボンフェルト」だ。炭素繊維を加工して作られた、溶接用の火花を受けるためのシート。防炎性が高いため焚き火シートとして利用している。非常に軽く不織布であるため、はさみでカットしてもほつれがなく、手持ちの焚き火台にあった形に加工できる。

 ただ、不織布であるためホコリや葉っぱなどが絡みやすいところがデメリット。筆者はジップロックに入れて持ち運んでいる。

 また、断熱性があるが完全に熱を防げるわけではないため、芝生サイトや熱に弱いところで単体で使用するのは避けよう。価格は1m幅のものが、10cm365円で売られており、50cm分購入した。