■針金

倒木を利用しクッカーを針金で吊っている

 最後は「針金」だ。使用シーンはかなり限定されるが、野営(自治体や所有者が許可している場所でのキャンプ)や倒木が利用できる自然の状態に近いキャンプ場で、倒木を利用し針金でクッカーを吊るすために使用している。

 メリットは直火での焚き火や五徳がない焚き火台の使用時、五徳を使用せず煮炊きができるところであり、加工がしやすく熱にも強い。折りたためば、場所を取らないうえに軽量。

 デメリットはベイルハンドル(吊るせるタイプのハンドル)が付いたクッカーでなければ、吊るすことはできないことと、火にかけるため煤がつきやすいところ。しかし倒木を利用し、最小限な道具で焚き火で調理する「無骨」な雰囲気を筆者は好んでいる。

  また、上記に限らず好きな場所にアイテムを固定することができるため、軽量なLEDランタンや携帯式の蚊取り線香などを木に吊るすこともできる。アイデア次第で様々な用途に活用できるだろう。価格は12mで198円だった。

■まとめ

 キャンプ用に作られた製品ではないが、充分に機能してくれるため「主力のキャンプギア」になり得るのではないだろうか。用途を考えれば、まだまだ他にも利用できる製品がたくさんあるはずだ。

 ぜひ、この記事を参考にキャンプに利用できるアイテムを探してみてはいかがだろうか。