焚き火が鎮火するまでには、想像以上に時間がかかる。火が消えても、焚き火台が冷えないと片付けはできない。そのため、キャンプの片付けには少なくとも2、3時間はかかると考えたい。

 キャンプ場のチェックアウトは基本的に午前中なので、朝はあまりのんびりは過ごせない。焚き火が燃え盛っている状態から、熾火になり、灰になって自然鎮火するまでには2時間以上かかる。極論を言ってしまえば、最終日の朝は焚き火をせず、ガスで朝食を済ませた方が無難である。

 余った薪は無理に燃やさず、次回に繰り越すか、テントを張り始めたキャンパーに譲るといい。これからキャンプをしようというタイミングで、薪をもらって嬉しくない人はいないだろう。

できればテントは乾かしてからしまおう

■しまう前に干す!

 まずサイトを見渡して全体を把握する。最優先させたいのは、濡れた道具を乾かすこと。現地でやっておかないと、自宅で広げ直して乾かすのは面倒だ。できれば、テントもタープも寝袋も乾いた状態でしまえるとベストだ。

 続いて、使わないものから畳み始める。しまうときには濡れや汚れを軽く拭っておく。これは道具を長持ちさせる術である。見落としやすいのがテントの中。ヘッドライトや小物ごと畳んでしまうケースがあるので注意しよう。

 ちなみに、私はイスがあるとつい休憩してしまうので、最初にしまうようにしている。

燃さしを砕いてスピードアップ