■種類豊富な針

ほぼ同じサイズの針だが、形状の違いがわかるだろう(左:丸セイゴ 右:ムツ)

 釣り業界では「釣り針」ではなく、「針」と呼んでいる。大きさはもちろん、伊勢尼、丸セイゴ、ムツ、チヌ、グレ、など太さや形が異なる種類がいくつもある。初心者のうちは、針とハリスがセットになっている市販の仕掛けセットがおすすめ。

■タックルとは

40cmオーバーのメジナをフカセ釣りで狙う、筆者のタックル

 釣りにはタックルという言葉も存在する。意味は仕掛けに竿、リール、ラインを追加した全てを指す。竿についているもの全てがタックルと言えばよりわかりやすいだろうか。

 「魚が釣れたときのタックル教えて」と言われたら、竿とリールの名前、ライン、どんな仕掛けを使用したのか、それらを全て答えることになる。

筆者が釣った60cmオーバーのハマフエフキ。自分で考えたタックルで大きな魚が釣れると最高な気分になる

 タックルバランスという言葉があるように、タックルはある程度強度のバランスを考える必要がある。極端な例でいうと、マグロを釣りたいときにハリスをどんなに極太にしても、竿が子アジ用ならば意味がない。逆に小魚が釣りたいとき、マグロのタックルでやっても針のサイズの違いから釣れないだろう。

 道糸やハリス、仕掛けについての名称を覚えたら、少しづつでもバランスを考えていくと、より釣りのゲーム性を感じることができる。釣りたい魚の大きさ(重さ)を軸にすることがタックルバランスを考えるポイント。ぜひ自分のタックルを見直してみよう。

■まとめ

 今回記事内では道糸の種類までは紹介しなかったが、道糸にはナイロン、フロロカーボン、PEの3種が存在する。

詳しくは此方の記事で確認してほしい。

https://bravo-m.futabanet.jp/articles/-/120685

 ルアー釣りではタックルが違い、ハリスではなくショックリーダーを使用する。釣り方によってタックルは大きく変わるので、色々な釣りに挑戦して覚えてほしい。

 道具の名前を専門用語で言えるようになると、なんとなく上達した気分になるのでおすすめだ。また、上達した気分になれるだけでなく、釣り人との会話もスムーズに広がっていくので、釣り人の仲間入りするためにも専門用語を覚えよう。