■保温力のある湯たんぽカバーを使う

湯たんぽカバーがないなら即席でタオルで包むのもアリ

 湯たんぽの保温力を高めたいなら、湯たんぽカバーは欠かせない。

 どんなに湯たんぽの素材自体に保温力があっても、カバーがないとせっかく入れたお湯の温度が下がりやすくなってしまう。また、湯たんぽに付属しているカバーが薄い場合も同様。断熱効果が低いため長時間の保温力は期待できない。

 そこでおすすめなのが、ニットやフリース素材の湯たんぽカバー。カバーがなくてもタオルなどでしっかり包むだけでも温かさが長持ちする。

■就寝15〜30分前に寝袋の腰の位置あたりに入れる

 焚き火やストーブで温まった体も、ひんやりした寝袋に入った瞬間に一気に冷えてしまう。

 そこで、冬キャンプでは寝る前に寝袋を温めておこう。寝袋に湯たんぽを入れる目安は、寝る15〜30分前。寝る直前だと寝袋が温まりきらない。

 また、寝袋に入ったときに腰の位置あたりに入れるのがおすすめ。目安としては、寝袋の真ん中に置くイメージだ。寝袋に入ったときに腰あたりが温まるので、じんわりとした心地良さが感じられる。

■就寝時は足元に置く

 湯たんぽは就寝時に足元にずらそう。ちょっとした小技だが、寝袋に入ってから腰周りと足元が同時に温まると快適な眠りにつきやすくなる。特に冬キャンプは地面からの冷気で足先が冷え、なかなか眠れないことも。足元がポカポカに温まると快適に眠りにつきやすくなる。

 寝ている間に肌に直接触れないよう、湯たんぽは体から離して置くようにしよう。

 

 冬キャンプの寒さを軽減してくれる湯たんぽ。湯たんぽのお湯は使い終わったら流さず、洗い物や手を洗うときにも便利。低温やけどのリスクもあるので、使用上の注意を守って正しく使おう。