「釣るだけが釣りではない」筆者は15年釣りを楽しむなかでこの考えにたどり着いた。そう感じさせてくれた釣りが「ルアー釣り」だ(釣りが下手な言い訳に聞こえるかもしれないが)。

 「ルアー釣りは難しいとお思いの方もいるだろう。果たして釣るだけが魅力なのだろうか?  今回はそんなルアー釣りの魅力を3つ紹介していく。

■ルアー釣りとは?

バズベイトというブラックバス用のルアー

 ルアー釣りは「ルアー」と呼ばれる疑似餌を付け、水底から表層まで探るいたってシンプルな釣り方。

 餌やオモリをたくさん用意する必要がなく、比較的軽装で釣行に行けることから若い層に人気がある。青物(サバやブリなどの回遊魚)やシーバス(スズキ)、ヒラメやマゴチなどのフラットフィッシュ、ブラックバスなどが主なターゲットだ。

■魅力1:思わぬ大物に出会える可能性

70センチを超えるシーバス(スズキ)

 何と言ってもルアー釣りの魅力は「一発ホームラン」があることだ。ポイントや釣り人の腕にもよるが、ルアー釣りはエサ釣りよりも苦戦を強いられることが多い。しかし、ひたむきに投げては探ってを繰り返していると、突然「ドンッ」というアタリが来る。この感覚はホームランを打った時やサッカーでゴールを決めた時と近いものを感じる。

 壮絶なファイトの末、タモ網(魚をキャッチする時に使用する網)いっぱいの魚が釣れてしまったら、もうルアー釣りの楽しさからは抜けられなくなるだろう。

 どれだけ釣れない日が続いても「あの一撃」が忘れられず、ルアーを携えて海に向かってしまうのだ。