冬から春にかけ、ゴカイなどの「バチ」と呼ばれるミミズのようなニョロニョロした生き物が、産卵のために海底から水中に出てくる。その「バチ」を捕食しようとするシーバスをルアーで釣るスタイルを「バチ抜けパターン」と呼ぶ。
バチ抜けの時期のシーバスは、パターンにハマれば比較的簡単にルアーで釣ることが可能。しかも、それなりに大きなサイズのシーバスが釣れることも。本記事では、初心者向けにバチ抜けパターンについて紹介する。
■バチ抜けとは?
「バチ」と呼ばれるイソメやゴカイなどの生物は、通常時は海底の砂の中にいる。しかし、だいたい12月頃から翌年の4月頃にかけて「バチ」は産卵のために海底から出て、水中を泳ぎ回る。これを「バチ抜け」という。しかし、寒い時期になればいつでも「バチ」が抜けるわけではなく、バチ抜けしやすいタイミングがあり、
1. 大潮のタイミング
2. 満潮からの下げ潮の時間帯
3. 風がない日
などと言われている。
そして、シーバスはバチ抜けで水中を漂うイソメやゴカイなどを好んで捕食するため、「バチ」に似た形状と動きのルアーで狙うのがベスト。これこそ「バチ抜けパターン」だ。パターンにハマると簡単に数釣りを楽しめるのも、バチ抜けパターンの魅力と言えるだろう。